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ワーファリンとビタミンK

ビタミンKは、出血した時に血液を凝固させて止血する働きがあります。そして、ワーファリンはビタミンKの合成を妨げる抗血液凝固作用を持つ薬です。ビタミンKの合成を妨げることによって、血栓ができるのを予防します。今回は、ワーファリンの作用を妨げないビタミンKの摂り方についてお話しします。

☆摂取時注意が必要な食品☆ ワーファリンを服用中の方は、納豆・クロレラの摂取が禁止されています。また、パセリ・キャベツ・ほうれん草などビタミンKを多く含む食品の摂取には注意が必要とされています。 しかし、野菜類を制限することは、栄養が偏ってしまうため、一時的な大量摂取は避けて食べることが大切です。


納豆

納豆は他の食品に比べてビタミンKが多く、納豆に含まれる納豆菌は少量でも腸のなかで、ビタミンKの生合成を促進します。ビタミンKの働きをワーファリンで止めていたのに、納豆菌がどんどんビタミンKをつくり出してしまい、ワーファリンの効き目が悪くなってしまいます。摂取を中止しても3~4日は阻害作用が持続するので、ワーファリンを服用中の患者さんは納豆を摂取しないことが望まれます

クロレラ

★ 健康食品として市販されているクロレラは緑藻植物であり、葉緑素を多量に含んでいます。ワーファリンを服用している場合はクロレラを摂取しないことが望まれます

緑葉野菜

ビタミンKを多く含む野菜には、パセリ・シソ・アシタバ・ほうれん草などがあります。通常の食生活で大量に摂取することはないので、これらについてはほとんど気にする必要はないと思われます。比較的よく食べる野菜でビタミンKを多く含むものには、ほうれん草・ブロッコリー・キャベツなどがあります。ビタミンKは熱を加えても壊れないので、煮込み野菜やスープ、ジュースなどで大量に食べたりすることは控えましょう

野菜類 (ビタミンK含有量)

食品名μg/100g食品名μg/100g
パセリ850しそ680
モロヘイヤ640あしたば(生)500
バジル440かぶ(葉)340
よもぎ340大根(葉)270
ケール210かいわれ大根200
ニラ180わけぎ170
サニーレタス160ブロッコリー160
キャベツ78グリーンボール76
オクラ71白菜59

香川井下病院 栄養管理課

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